トヨタGAZOOレーシング・ワールドラリーチームは、2025年シーズンもおなじみのブラックをベースにしたカラーリングのGRヤリスRally1で世界ラリー選手権に参戦することを発表した。
トヨタは、来シーズンのRally1カーのカラーリングを発表した最初のマニュファクチャラーチームとなった。トヨタは、GRヤリスRally1のカラーリングに大きな変更を加えず、2025年シーズンもすべてのトヨタのモータースポーツにおける統一したアイコンともなってきたブラックを基調としたカラーリングを貫いている。
トヨタが今回公開した2025年仕様のGRヤリスRally1はブラックをベースに白と赤のGRのロゴをボディのサイドに大きく描くお馴染みのデザインとなっており、新しいWRCコントロールタイヤであるハンコックのロゴもフロントバンパーの左右に配置されている。
トヨタは2025年のシーズン、いつものように「トヨタGAZOOレーシング・ワールドラリーチーム(TGR-WRT)」でマニュファクチャラー選手権にノミネートするが、戦略的にセカンドチームとして「トヨタGAZOOレーシング・ワールドラリーチーム2(TGR-WRT2)」をマニュファクチャラー登録している。
今回公開したGRヤリスRally1については、サイドウインドウにカッレ・ロヴァンペラ、セバスチャン・オジエ、勝田貴元、エルフィン・エヴァンスの4人のファクトリードライバーの名前が表示されていることから、TGR-WRT2として参戦するサミ・パヤリのGRヤリスRally1には異なるデザインのカラーリングが用意されることになるのかもしれない。
新シーズンのWRC開幕が駆け足で近づいており、ラリー・モンテカルロのレッキは2週間後に始まる予定だ。