WRC2025/11/05

ハンコック、ジャパンではハードがメインタイヤ

(c)Toyota

 ハンコックタイヤは、WRC第13戦ラリー・ジャパンでは、ハードコンパウンドのドライタイヤである「ヴェンタスZ215 WRC3」をファースト・チョイスのメインタイヤとして指名、ソフトタイヤの「ヴェンタスZ215 WRC7」がオプションのセカンド・チョイスとして投入される。また、ウェットタイヤの「ヴェンタスZ210 WRC5」がオプションのサード・チョイスとなる。

 ラリージャパンはターマックラリーの中でも最も低速なラリーの一つであり、さらに気温が低くなる秋に開催されるため、これまでも雨やみぞれによって複雑な路面コンディションで行われており、ソフトタイヤがメインタイヤになると思われる人もいるかもしれない。しかし、ジャパンの林道はザラザラとした路面のコーナーが連続することからタイヤの摩耗は激しく、昨年のピレリもここではハードタイヤがメインとしてきた。もちろんハードでは早朝のステージや標高の高いエリア、あるいは日陰のセクションではタイヤ温度がなかなか上がらず、ウェットコンディションではなおさら低いグリップに悩まされることになる。路肩に堆積した土や石、落ち葉もグリップの低下をもたらすことから、ドライバーは精度の高いドライビングと低グリップコンディションへの対応が重要となる。

 ハンコックのターマックタイヤのヴェンタスZ215は2種類のコンパウンドをもち、ハードタイヤの「ヴェンタスZ215 WRC3」とソフトの「ヴェンタスZ215 WRC7」をもっている。さらにウェットターマックで優れたグリップと効率的な排水性を発揮するよう設計された「ヴェンタスZ210 WRC5」がオプションとして用意される。

Rally1カーの各ドライバーには、メインタイヤのハードが28本、ソフトが22本、ウェットが12本用意されており、そのうち28本をシェイクダウンと本番で使用することが可能となる。また、各ドライバーは事前申告でオプションのソフトを4本まで増やすことが可能となる。降雨の可能性が高まるときには、メインタイヤのハードの割り当てを4本減し、ソフトを4本増やすことで状況に対処することになる。

 ちなみに雨の週末になった2023年のジャパンでハードタイヤが使用されたのは、土曜日の午後のみ、しかも多くのドライバーが1本ないし2本しかオプションとして選ばなかった。