WORLDWIDE2021/07/25

パッドン、5度目のニュージーランド王座に輝く

(c)Hayden Paddon

 ヒュンダイ・ラリーチーム・ニュージーランドのヘイデン・パッドンは、24日に開催されたラリー・ホークスベイで総合優勝を果たし、2021年のニュージーランド・ラリー選手権のタイトルを獲得した。

 パッドンはヒュンダイi20 AP4を駆って4月の開幕戦ラリー・オブ・オタゴで優勝を飾ったあと、第2戦インターナショナル・ラリー・オブ・ワンガレイ、第3戦ラリー・サウスカンタベリーと開幕3連勝を飾って第4戦ラリー・ホークスベイを迎えていた。

 10年ぶりにホークスベイを訪れたパッドンは、オープニングステージでベストタイムを奪うや、6SSすべてのステージにおいてベストタイムを並べて、2位のロビー・ストークス(フォード・フィエスタAP4)に3分56.3秒もの大差をつけて今季負けなしの4連勝を飾るとともに、最終戦を残して2021年のニュージーランド・タイトルを獲得することになった。

 パッドンはこれで2008年、2009年、2013年、2018年に続く5度目のタイトルに輝くことになり、リチャード・メイソンと並んで選手権史上最も成功したドライバーとなっている。

 パッドンは、9月に開催されるラリー・コロマンデルで優勝すれば、メイソンの持つ27回の歴代最多優勝記録に並ぶとともに、シーズンの全イベントを制覇した初のドライバーとなる。

「僕らがニュージーランド・ラリーチャンピオンだ。チーム一丸となって、ホークスベイ・ラリーを制して、ニュージーランドのドライバー、コドライバー、チーム選手権を制覇することができた。僕らのプログラムに多大な貢献をしてくれた皆さんには感謝している。そして、ジョン(・ケナード)にもありがとう。今回もコクピットで素晴らしい仕事をしてくれたおかげで僕らはタイトルを獲得できた。そして、最終戦のラリー・コロマンデルでは、ヒュンダイ・ニュージーランドのマニュファクチャラーズタイトルを獲得するチャンスがあるので、挑戦をし続けるよ!」とパッドンは喜びを語っている。