WORLDWIDE2023/10/18

パッドンがニュージーランドで7度目タイトル

(c)Hyundai NZ

 ヘイデン・パッドンが自身7度目となるニュージーランド・ラリー選手権タイトルを獲得、ヨーロッパ・ラリー選手権に続く2つ目のチャンピオンに輝いた。

 ヒョンデ・ニュージーランドのi20 AP4を駆るパッドンは、ラリー・ベイ・オブ・プレンティでNASCARのスーパーカーのエースであるシェーン・ヴァン・ギスバーゲン(アウディS1 AP4)に29.6秒の大差をつけて勝利し、前人未到の7度目の国内タイトルを獲得した。

 パッドンはオープニングステージからベストタイムを連続して叩きだして会長なペースでスタート、2023年の王座の可能性を残していたラーナ・ホーラン(シュコダ・ファビアRally2エボ)と争っていたが、ホーランの逆転のチャンスは序盤の不運によって消滅した。

 パッドンは有名なマナワヘ・ステージの2回目の走行を含む2つのステージでヴァン・ギスバーゲンに敗れたためいつものように完全勝利とはいかなかったが、最終的に大差をつけて圧勝した。

「僕たちはチャンピオンシップを獲得するためにここに来たので、その仕事を達成できたことは素晴らしいことだ」とパッドンは語った。

「チームのみんなと、みんなが今年費やしてきた膨大な仕事の量に大きな称賛を送りたい。今日は完全に計画通りとはいかず、ある意味ではかなりタフな一日だったが、僕たちはするべき仕事をやり、それを楽しんだ」

「ステージ完全制覇という記録まであと一歩だったので、それが達成できなかったことが残念で心残りだ。でも、マシンのフィーリングがあまり良くないときにハードにプッシュして不必要なリスクを冒すことには意味がない。やるべきことはやったよ」