WRC2021/09/23

フィンランド、2023年までのWRC開催契約延長へ

(c)Toyota

 ラリー・フィンランドが、2023年まで世界ラリー選手権のカレンダーに入ることが確定した模様だ。

 ラリー・フィンランドは水曜日に公開された観客にむけた公式ガイドで、WRCプロモーターとラリー・フィンランドを主催するAKKスポーツが2022年から2023年までの2年間の契約の延長について、70周年を迎えるメモリアル記念となるラリーがスタートする来週木曜日にも契約書に署名することが決まったと発表している。

 ラリー・フィンランドは昨年、COVID-19のパンデミックのためにキャンセルされ、今季についても感染者数の減少を待つために10月初旬といういつもとは異なる季節に開催されることになっているが、この観戦ガイドで公開されている情報によると、ラリー・フィンランドは来年、通常の季節に戻り、ラリー・エストニアの直後、つまり7月の終わりか8月の初めに開催されることになるとしている。

 FIAはすでに7月8日に行われたワールドモータースポーツカウンシル(WMSC)で、来季のWRCが全13戦のうち、モンテカルロ、スウェーデン、ポルトガル、イタリア、ケニア、ジャパン、スペイン、エストニア、ギリシャの9戦の開催について確定したことを発表しており、フィンランドが加わったことで残りの枠は3戦となる。

 候補となっているのはクロアチアと北アイルランドのターマック戦、オセアニア(オーストラリアあるいはニュージーランドのどちらか)または中南米(メキシコあるいはアルゼンチンのどちらか)がカレンダーに収まる可能性があるようだ。