WRC2019/11/24

フォード、ジュニアWRCの公式パートナーに

(c)M-Sport

 フォードが2020年のFIAジュニアWRCの公式パートナーになることが決まった。

 ジュニアWRCは、来季もMスポーツ・ポーランドが運営し、200馬力を発生するエコブースト1リッター・ターボエンジンを搭載したフィエスタR2Tのワンメイクで、スウェーデン(2/13-16)、チリ(4/13-19)、サルディニア(6/4-7)、フィンランド(8/6-9)、ドイツ(10/15-18)の全5ラウンドで争われることになっている。フォード・パフォーマンスはこのプログラムに緊密に協力して、次世代のトップドライバーの発掘と育成を支援することを目指す。

 フォード・パフォーマンス・ヨーロッパのシニアマネージャーであるジェラルド・クインは、次世代のスターを目指す若手ドライバーたちのためにエントリーモデルであるフィエスタR2TからトップレベルのフィエスタWRCまでをラインナップすることはフォードのWRCへの強いコミットメントを示していると語った。

「フォードは数年前にジュニアWRCの誇りあるパートナーであり提唱者だった。フォード・モーターカンパニーの設立以来、私たちは常に若い才能がモータースポーツで活躍する機会を作る最前線にいます」とクインは語った。

「ジュニアWRCは、ワールドクラスの才能を探し続ける本格的な選手権であり、フォードにとってこれを支援する貴重な機会になる。2020年にこのエキサイティングな選手権でフィエスタが競技車両に選ばれていることは喜ばしいことだ」

 ジュニアWRCのチャンピオンシップマネージャーを務めるマチエイ・ヴォーダは、公式パートナーとしてフォードと手を組むことはジュニアWRCにとって重要なことだと語っている。

「フォードと手を組むことはジュニアWRCにとって重要なことであり、フォードにとっても潜在的なワールドチャンピオンをサポートし、成長させることは重要となる」

「エルフィン・エヴァンスは良い例で、彼がWRCキャリアを始めて以来、フォードはチャンピオンシップで彼と関係をもってきた。ジュニアWRCがWRCアカデミーとして知られていた2012年に、彼はフォード・フィエスタR2でタイトルを獲得し、2013年にフォード・フィエスタR5でWRC2カテゴリーへとステップアップを果たすことになった。2014年にフルタイムでMスポーツ・ワールドラリーチームに参加し、2017年のウェールズ・ラリーGBにおいてフォード・フィエスタWRCで初めてのWRC優勝を成し遂げている」