クレイグ・ブリーンは、ポール・ネーグルの後任として、ジェームス・フルトンを新しいコドライバーに指名した。ネーグルは今月のラリー・デ・エスパーニャでWRCから引退することを表明しており、フルトンはラリー・ジャパンからブリーンのためにペースノートを読むことになる。
フルトンはアイルランド出身の30歳で、過去2シーズンをWRC2で過ごし、ジョシュ・マクアーリンやカラム・デバインといったアイルランド・ラリー・アカデミーの期待の若手とコンビを組んでいる。
ブリーンはすでにテストセッションにおいてフルトンとのコンビネーションを数回確認しており、ネーグルの引退に備えた準備を行ってきたと語っている。
「ポール(・ネーグル)と私はこの件についてしばらく話していた。長い間、最高レベルのレースで戦ってきて、家族と過ごす時間を増やしたいという考えはよく理解できる」とブリーンは語った。
「ポールがいないとやっぱり変な感じになってしまうだろうが、ジェームスとは仲良くなれると思うし、うまくやっていけると思う。ジェームスとはこの2、3回テストを行い、最近はイベントの手伝いをしてもらっている。この2年間WRCで集中的に走ってきたので経験も豊富だし、ジェームスはもう準備ができていると思う」
フルトンは、ブリーンとの新しい挑戦を心待ちにしている。
「他のコドライバーと同様、当然ながら僕もトップレベルに到達することを目標としてきた」とフルトンは語った。
「クレイグとは長い間一緒に仕事をしてきて、プーマで何度かテストもしたことがあるので、彼とマシン、そしてチームとの関係を深めていくのが楽しみだ。このまま仕事に没頭して、ベストを尽くしたいと思っている」