フィンランド・ラリー選手権開幕戦のミッケリ・ラリーは、ディフェンディングチャンピオンであるエサペッカ・ラッピ/エンニ・マルコネンが勝利を飾り、連覇に向けて素晴らしいシーズンのスタートを切ることになった。
モータースポーツ125周年を迎えたシュコダが製作したシュコダ・ファビアRS Rally2の125周年記念エディションを駆ったラッピは、オープニングステージのベストタイムでラリーをリード、全7ステージのうち最終ステージでスピンを喫して0.3秒差でベストタイムを逃した以外は、残りの6ステージすべてでベストタイムを奪って、ラウリ・ヨーナ(シュコダ・ファビアRS Rally2)に20.5秒の大差をつけて圧勝を飾ることになった。
2月のラリー・スウェーデンでふたたびヒョンデ・モータースポーツのファクトリードライバーとしてWRCに復帰するラッピにとって、ミッケリ周辺の高速のスノーステージはいい準備にもなったはずだ。
ヨーナはベンヤミン・コルホラ(ヒョンデi20 N Rally2)と2位争いを繰り広げたすえに、最終ステージでライバルを突き放して4.6秒差で2位を確定させた。
4位には、長年チャレンジを続けてきた世界ラリークロス選手権を離れてフィンランド選手権に今季は集中することを決めたニクラス・グロンホルム(シュコダ・ファビアRS Rally2)が続いている。
また、このミッケリ・ラリーではトヨタGAZOOレーシングWRCチャレンジプログラムの若きドライバーたちが印象的な走りを見せることになった。
新たに海外から初めて同プログラムに抜擢された18歳のエストニア出身ジャスパー・ヴァヘル(トヨタGRヤリスRally2)はRally2カーのデビュー戦だったにもかかわらず、いきなりオープニングステージでラッピに続く2番手タイムでスタート、衝撃のスピードをみせることになった。しかし、残念ながら彼は続くSS2でコースオフ、スノーバンクを超えてリタイアとなってしまった。
SM2クラスでは、4期生の尾形莉欧(ルノー・クリオRally3)が4輪駆動マシンのRally3カーへステップアップした初戦で優勝するという快挙を成し遂げた。尾形は降り積もった雪のクリーニングが進んだ後方のスタートだったとはいえ、総合でも6位フィニッシュ、Rally2カーのデビュー戦を迎えた3期生の松下拓未(トヨタGRヤリスRally2)が総合7位、後藤正太郎(トヨタGRヤリスRally2)が総合10位だったことからも、そのパフォーマンスは際立つものだった。また、柳杭田寛太(ルノー・クリオRally3)もSM2クラス2位、総合8位となっている。
フィンランド・ラリー選手権第2戦、アークティック・ラップランド・ラリーは1月29〜31日に開催される。