WRC2019/05/18

ロヴァンペラ、10月に兵役を開始へ

(c)Skoda

 シュコダ・モータースポーツのカッレ・ロヴァンペラは、この秋、一時的にヘルメットを抜いで、フィンランド出身のほかのトップアスリートとともに兵役を開始する。

 フィンランドは徴兵制を採用しており、18歳以上の全ての男性に半年から1年の兵役を義務化しているが、奉仕活動などによって兵役も一部免除されており、フィンランドを代表する国際的なスポーツ選手にはスポーツスクールにおける体系的なコーチングによるスポーツトレーニングや軍事訓練が軍事任務として認められている。

 今年の10月に19歳を迎えるロヴァンペラは10月3〜6日に行われるラリーGBを走ったあと、13の競技種目から選ばれた72名のトップアスリートとともに、10月14日にヘルシンキ近郊のサンタハミナ島のスポーツスクールに入隊して兵役を開始する予定と見られている。

 先週のラリー・チリでWRC2プロ選手権に初優勝を飾ったロヴァンペラは、このあとは2週間後に行われるラリー・デ・ポルトガルにおいてシュコダ・ファビアR5のエボリューションモデルでの国際デビューを果たす予定となっている。