WRC2024/02/29

ロヴァンペラの次戦サファリへ参戦が明らかに

(c)Toyota

 トヨタGAZOOレーシングWRTは水曜日、カッレ・ロヴァンペラの今季の2戦目が次戦のサファリ・ラリーになることを発表、勝田貴元とエルフィン・エヴァンスでの3台態勢での参戦となる。

 ロヴァンペラは、ラリー・スウェーデンの結果は芳しくなかったものの、トヨタGRヤリスRally1のペースは明るい兆しであり、スーパーサンデーでチームの選手権に貢献できたことをよろこんでいる。

 ロヴァンペラは今季の世界ラリー選手権の第2ラウンドとして開催されたスウェーデンでは金曜日にラリーをリードしていたが、スノーバンクにヒットし、ラジエーターを損傷してリタイアを喫した。現チャンピオンは2024年の初出場がこのような形で終わってしまったことに落胆しながらも、マシンのペースには好感を持ったと語った。

「マシンは勝つのに十分な速さだった」とロヴァンペラは語った。「イベント前にマシンの調整をし、それがとても良かった。優勝争いに加わることができたのはポジティブなことだが、僕はすべてを上手くまとめることができなかった」

 ロヴァンペラは金曜日のリタイアで53位へ転落、ラリーは総合39位に終わったが、日曜日のスーパーサンデーでは2位でフィニッシュ、パワーステージを制したことで11ポイントを獲得することになった。

「最終日はポイントを獲得してチームを助けることができたが、それが僕たちにできる精一杯だった。テストとアークティック(・ラップランド・ラリー)で、このイベントに向けて本当にいい準備ができたし、僕はここに勝ちに来た。だからチームには申し訳ないと思っているし、彼らの仕事に感謝している」

 トヨタはサファリ・ラリーがWRCに復活した2021年以降、3年連続勝利を飾っている。ロヴァンペラも2021年に優勝しているが、2022年と2023年に優勝しているセバスチャン・オジエは今年のラインナップには含まれていない。