WRC2024/01/22

勝田、モンテにチャレンジする準備はできている

(c)Toyota

 トヨタGAZOOレーシング・ワールドラリーチームの勝田貴元は、開幕戦ラリー・モンテカルロにチャレンジする準備はできていると語った。

 勝田は、昨年でTGR WRCチャレンジプログラムを卒業し、今シーズンよりファクトリーチームからフルタイム参戦を果たす。

 勝田は昨年、前半戦ではミスもあったが、ラリー・フィンランドで表彰台に立ち、ラリー・ジャパンでの印象的なペースでシーズンをしめくくっており、その成長曲線へのたしかな手応えとともに2024年シーズンをモンテカルロからスタートする。

 勝田は過去6回、モンテカルロに出場しており、2021年と2023年には6位となっている。かつてはトリッキーな路面でミスをしたこともあったが、その困難なチャレンジに戻ることを彼は楽しみにしている。

「モンテカルロ周辺の山々に戻るのは嬉しいですし、新しいシーズンに向けての準備はできています」と勝田は語っている。「ラリー・モンテカルロはコンディション的に最もトリッキーなラリーのひとつで、タイヤ選びも難しいですが、チャレンジする準備はできています」

 勝田は昨年のラリー・ジャパンでは10回のベストタイムを奪い、初勝利の日が近いことを印象づけている。勝田は自身への期待がより大きくなっていることを感じながらも、コンスタントに表彰台争いに加わり、トップになりたいと目標を語っている。

「毎年、期待は大きくなっていきますが、僕はそのようなプレッシャーが好きですし、トップで戦いたいと思っているので、2024年はより良い結果を出せるように頑張ります。コンスタントに表彰台争いに加わり、初優勝を狙いたいと思っています。チャレンジを楽しみ、限界まで攻め続け、ハードワークを続けるつもりです」

「エンジニアたちはクルマをさらに改善するため一生懸命仕事に取り組んでいますし、ファクトリーでは全員がハードに働いていることを感じているので、昨年よりもさらに良い結果を出せると確信しています」