WRC2019/02/25

勝田貴元、いよいよ今週末にヤリスWRCデビュー

(c)Toyota

 トヨタGAZOOレーシング・チャレンジプログラムの勝田貴元は、今週末にフィンランドで行われるイタ・ラリーで初めてトヨタ・ヤリスWRCでの競技に挑む。

 F1ドライバーのヴァルテリ・ボッタスが出場した第2戦アークティック・ラップランド・ラリーに続いて、フィンランドのラリーファンにとっては初めて国内戦で走るヤリスWRCを見る素晴らしいチャンスが今週末に訪れる。

 3月1〜2日にフィンランド選手権の第3ラウンドとして開催されるイタ・ラリーの主催者は、今週末のエントリーリストを公開、123台のエントラントのトップとして勝田はカーナンバー1をつけてヤリスWRCでの初めてのラリーに挑む。

 ヤリスWRCが世界ラリー選手権以外の実戦を走るのは、オイット・タナクが出場した昨年のラリー・エストニアに続いてこれが2戦目となり、トミ・マキネン・レーシングからエントリーする勝田は、初めてのヤリスWRCドライブという彼のキャリアにとって新たなステップを踏み出すことになる。

 6SS/98kmで争われるイタ・ラリーのSM1クラスには、TGSワールドワイドのシュコダ・ファビアR5で挑むテーム・アスンマー、ラリー・スウェーデンのWRC2で2位フィニッシュを飾ったエミル・リンドホルム(フォルクスワーゲン・ポロGTI R5)、ユハ・サロ(シュコダ・ファビアR5)、ヤリ・ケトマー(フォード・フィエスタR5)がエントリーリストに名を連ねるほか、フィンランド王者エーリック・ピエタリネンの弟のヘンリクがシュコダ・ファビアR5で出場するなど、全12台のR5マシンが出場する。