WRC2024/08/20

小暮ひかる、鎖骨手術のため次戦を欠場

(c)Toyota

 TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムの2期生である小暮ひかるは、先週、フィンランドで鎖骨の手術を受けたため、9月13日から14日にかけて開催されるラリー・ミッレミリアへの出場予定をキャンセル、治療に専念したあと、復帰戦はラリー・ジャパンになることを明らかにした。

 小暮は5月末に行われたラリー・イタリア・サルディニアでのアクシデントの際に鎖骨を負傷、のちにヒビが入っていたことが判明したため、ERCラリー・エストニアへの出場をキャンセルしていた。

 小暮は、先日行われたラリー・フィンランドでおよそ2カ月ぶりにトヨタGRヤリスRally2に復帰したものの、ラリー初日の金曜日、サーリカス・ステージでコースオフ、残念ながらリタイアとなっていた。小暮がオフしたコーナーは雨によってぬかるんでおり、優勝争いが期待されていたオイット・タナクがアクシデントに見舞われたところとまったく同じ場所だった。

 小暮はここで残念ながら鎖骨をふたたび痛めてしまい、FIAからストップがかかってしまい、リスタートが認められなかったと報告していた。

「大雨により泥の出たコーナーで僅かにラインを外してしまい横転してしまいました。リスタートは可能でしたが、鎖骨の痛みが再度悪化し、FIAからストップがかかってしまいました。オウニンポウヤを走れる機会だったので非常に残念ですが、ミスをきちんと分析し切り替えていきます」と小暮はラリー後に語っていた。

 小暮は月曜日、自身のSNSにおいて鎖骨の手術を受けたことを報告、完全復活まで1カ月を要するものの、ラリー・ジャパンで復帰すると語っている。

「ラリー・フィンランド後に再検査したところ鎖骨の状態がかなり悪化していたため、先週、フィンランド国内にて手術をいたしました。術後数日は痛みが強く寝たきり状態でしたが現在は少しずつ回復してきています。回復に約1カ月の休養を要するため、次戦は欠場です。なので次戦はラリー・ジャパン!」