ERC2019/05/08

新井大輝、イルカ・ミノアとコンビでERC参戦へ

(c)Takeshi Sakuma

 ストール・レーシング/STARDから今季のFIAヨーロッパ・ラリー選手権(ERC)に挑戦する新井大輝は、ベテラン・コドライバーのイルカ・ミノアとコンビを組み、シトロエンC3 R5で参戦する。

 新井は今季のERCプログラムについては、すでに第3戦ラリー・リエパーヤ(ラトビア)、第4戦ラリー・ポーランド、第5戦ラリー・ディ・ローマ・カピターレ(イタリア)、第6戦バルム・チェコ・ラリー・ズリンの4戦への出場計画が明らかにされていたが、このほど発表されたラリー・リエパーヤのエントリーリストから彼がミノアとのコンビで出場することが明らかになった。

 ミノアはこれまでにストール・レーシング/STARD代表のマンフレッド・ストールやヘニング・ソルベルグとWRC 128戦に出場しており、2005年のキプロス・ラリーでは2位でフィニッシュ、通算6回の表彰台を獲得している。

 新井によれば、第4戦ローマのコドライバーについて未決定ながら、ほかの3ラウンドについてはミノアとのコンビで出場し、彼女のさまざまな経験に学びたいとしている。

「ヨーロッパのラリーをさらに深く学ぶためには経験豊富なベテラン・コドライバーのサポートが必要だとのストールの薦めもあり、ミノアとのコンビを組むことになりました」と新井は語った。

「C3 R5にはまだ乗ったことはなく、ラリー前の水曜日にテストをすることになっていますが、不安はありません。すでに同じエンジンを搭載したDS3 R5についてはスペインでテストしていますが、これまでドライブ経験のあるフィエスタR5よりクイックなハンドリングが僕の好みでした」

「ストールのファクトリーがオーストリアのウィーンにあり、ミノアもウィーンに住んでいるのでコミュニケーションやノートの練習というイベントにむけた準備もうまく行くと思っています」

 新井の今季欧州初戦のラリー・リエパーヤは5月24〜26日に行われる。