WORLDWIDE2023/07/17

死亡事故で米国選手権ARA第6戦が中止

(c)subaru.com/rally

 アメリカ・ラリー・アソシエーション選手権シリーズ(ARA)第6戦のニューイングランド・フォレスト・ラリーは、金曜日に発生したアクシデントでローカル参戦のコドライバーが亡くなったことを受けて、土曜日の朝、イベントのキャンセルを発表した。

 エリン・ケリーは、トーマス・J・プーレンのコドライバーとしてニューイングランド・フォレスト・ラリーのリージョナルクラスに出場、金曜日にアイシクル・ブルックのステージで二人が乗ったスバル・インプレッサ・スポーツワゴンがコースオフ、不幸にも命を落とすことになった。

 この重大なアクシデントが発生したことで、半数以上のクルーが土曜日の参加を取りやめる意向を示していた。主催者は土曜日の朝、クルーやシリーズ関係者を交えてミーティングを行った結果、中止の決定が下している。

 ARAシーズンは、スバル・モータースポーツUSAのブランドン・セメナックとコドライバーのキートン・ウィリアムズが第2戦100エーカー・ウッド・ラリー以来、無敗のまま4連勝を飾っており、ニューイングランド・フォレスト・ラリーで1ポイントを獲得すれば、2023年のタイトル獲得が確定する予定だった。

 セメナックは、ニューイングランド・フォレスト・ラリーの金曜日の5ステージすべてでトップタイムを奪い、2度目のARAタイトルの獲得に向けて前進していたが、キャンセルを受けてタイトル決定は次戦に持ち越しとなっている。