WRC2025/10/20

豊田会長、5年連続のタイトルをありがとう

(c)Toyota

 
 世界ラリー選手権第12戦セントラル・ヨーロピアン・ラリーの最終日が行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team(TGR-WRT)のカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネンが優勝。TGR-WRTはシーズン11勝目を手にし、5年連続となるマニュファクチャラーズタイトルを獲得することになった。
 
 エルフィン・エヴァンスは総合2位のオイット・タナクと最後まで順位を激しく争い、パワーステージを2番手タイムで走破。その結果、タナクを抜いて総合2位でフィニッシュした。また、スーパーサンデーでも2番手となったことにより合計8ポイントのボーナスを加算。デイ2でコースオフを喫したオジエに代わり、ドライバー選手権首位に返り咲いた。

 ロヴァンペラはラリー・フィンランド以来となる今シーズン3勝目を獲得、さらに、スーパーサンデーでも3番手、パワーステージでも3番手に入ったことにより合計6ポイントのボーナスを加算。ドライバー選手権では2番手に順位を下げたオジエと同ポイントで並び、選手権首位にカムバックしたエヴァンスとの差は13ポイントとなっている。
 
 セバスチャン・オジエは前日のデイリタイアにより総合成績によるポイント獲得は逃したが、最終日はパワーステージを含む全ステージでベストタイムを記録。また、スーパーサンデーでも1位となったことにより、週末に獲得可能な最大ボーナスポイントである10ポイントを加算。ドライバー選手権首位の座は失ったが、それでもロヴァンペラと同ポイントの2番手につけ、依然通算9回目となるドライバーズタイトルを獲得可能な位置につけている。

 なお、TGR-WRTはシーズン2戦を残し5年連続6回目、トヨタとしては通算9回目となるマニュファクチャラーズタイトルを獲得した。なお、この9回のタイトル獲得は、ランチアの10回に次ぐWRC史上2番目の記録となりる。
 
 デイ3のチェコのステージで2つのベストタイムを刻むなど速さを発揮した勝田貴元は、最終日を4、5番手のタイムで走行し総合4位でフィニッシュ。パワーステージ、スーパーサンデーでも4番手となり、ボーナスポイントを獲得、次戦のラリー・ジャパンに向けて非常にポジティブな形で今シーズン最後のヨーロッパ戦を走り切った。

 また、サミ。パヤリはパワーステージで5番手タイムを記録し、総合6位でフィニッシュ。今回もまた好タイムを何度も刻み、経験値をさらに高めて難関ターマックラリーを走り切っている。

 豊田章男 (TGR-WRT会長)は次のようにコメントしている。

「チームのみんな、5年連続のマニュファクチャラーズタイトルをありがとう」

「チーム代表代行を務めてくれたユハをはじめ、ドライバー、コ・ドライバー、エンジニア、メカニック、その他すべてのスタッフ、そしてファンの皆さまに心からの感謝の言葉を伝えたいと思います。ありがとうございました!」

「ユハが走ってくれていたセリカの時代も合わせると通算9回目のタイトル獲得となります。しかしながら『通算10回のチャンピオン』『6年連続のチャンピオン』を成し遂げたランチアには及んでいません。そんなランチアが来年からWRC2に戻ってくるという投稿を目にしました。ランチアの皆さまと一緒にラリーができたらと勝手にワクワクしています。(ランチアに乗っていたこともあるユハは、きっと私以上にワクワクしているんじゃないでしょうか?)」

「あと2戦。次は待望のラリー・ジャパンです。ラリー・ジャパンに向け、私の気持ちは前回から変わりません。スポット参戦ながらチャンピオンを狙うセブ、悲願のタイトル獲得を狙うエルフィン、最後のWRCをチャンピオンで飾ろうとするカッレ・・・3人のドライバー達に、とにかく気持ちよく走ってもらいたい・・・ただ、それだけです。チームのみんなは、ドライバー達が楽しく走れる環境を丁寧に準備してあげてください。それだけ、よろしく頼みます」