WRC2018/07/25

7月から3種類のグラベルタイヤが許可へ

(c)Michelin

 7月1日から導入された新しいレギュレーションによって、世界ラリー選手権のグラベルラウンドではソフト、ミディアム、ハードの3種類のコンパウンドのグラベルタイヤが利用可能となる。

 タイヤの構造とパターンについてはこれまでと同様に1種類に限られるが、メーカーは3つのコンパウンドオプションを用意することが可能となる。タイヤメーカーは、各ラリーのスタート前に2種類を指名することになり、ラリー・フィンランドでは、ミシュランは新しいLTXフォースのミディアム(M6)とソフト(S6)を登録した。

 WRCドライバーへの割り当ては、M6が24本とS6が16本となり、そのうち最大で24本が使用可能となる。シェイクダウンは1種類のコンパウンドのみの使用が許可されており、これらの割り当てには含まれない。

 ミシュラン・モータースポーツのWRCプログラムマネジャーを務めるアルノー・レミーは次のように語った。

「7月1日以降、WRCの規則が変わり、グラベルラリーでは3つの異なるコンパウンドの選択が可能となり、スタート前にそのうち2つを指名しなければならない。ラリー・フィンランドは高速だが比較的磨耗しないステージのため、私たちの選択はミシュランLTXフォースのミディアム(M6)とソフト(S6)だ」

「新しいS6及びM6はミシュラン・モータースポーツのエンジニアによって開発され、我々のタイヤを使用するすべてのWRCチームがフィンランド前にテストを行い、認めている。ラリー・フィンランドは1973年以来WRCの中心となっている。その驚異的なジャンプと速度は、シーズンにおいて最も壮大なラウンドの1つとなっている!」

 ラリー・フィンランドは、2017年に比べてステージの65%が新しくなっていて、そのうち40%はラリーで初めて使用されるルートとなっている。