ERC2023/05/20

ERCポーランド、予選ステージから大接戦

(c)RedBull Content Pool

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 2023年FIAヨーロッパ・ラリー選手権第3戦ラリー・ポーランドの予選ステージが19日金曜日に行われ、2年連続勝利を狙うポーランドのミコワイ・マルツィック(シュコダ・ファビアRS Rally2)が最速タイムをマークしたものの、トップ5が0.5秒差にひしめく大接戦となっている。

 曇り空のラリーウィークとなったポーランドのミコワイキ、予選ステージはほぼドライコンディションとなった3.46kmのバラノヴォ・ステージで行われ、栄光に向けたエキサイティングな戦いが早くもスタートすることになった。

 予選ステージに先駆けて行われた2回のフリープラクティスでもトップタイムを奪ったマルツィックは、3回目の走行の予選ステージでも1分55秒116の最速タイムをマーク、開幕戦ラリー・デ・ファフェでは最終ステージでパンクをするまでセンセーショナルな走りでラリーをリードしていたフィンランド・チャンピオンのミッコ・ヘイッキラ(シュコダ・ファビアRally2エボ)が0.097秒差で続くことになった。

 さらに選手権リーダーのヘイデン・パッドン(ヒョンデi20N Rally2)もトップから0.289秒差の3番手、チームMRFタイヤのマルティンシュ・セスクス(シュコダ・ファビアRS Rally2)も0.301秒差の4番手、MRFタイヤ・ディーラーチームのマッズ・オストベルグ(シトロエンC3 Rally2)も0.516秒差の5番手で続いており、優勝争いが予想されるメンバーが火花を散らすことになった。

 また、ポーランドチャンピオンのトム・クリステンソン(シトロエンC3 Rally2)が6番手、ジョシュア・マクアーリン(ヒョンデi20 N Rally2)が7番手で、ラリー・イスラス・カナリアスのパワーステージ勝者のアンドレア・マベッリーニ(シュコダ・ファビアRally2エボ)が8番手で続いた。

 2019年のERC1ジュニア王者のフィリップ・マレシュ(シュコダ・ファビアRally2エボ)は11番手、ポントゥス・ティデマンド(フォード・フィエスタRally2)が12番手、エリック・ツァイス(シュコダ・ファビアRS Rally2)が13番手タイムで続き、ERCチャンピオンのエフレン・ヤレーナ(シュコダ・ファビアRS Rally2)は15番手タイムとなっている。

 このあと現地時間16時30分からミコワイキのメイン広場でスタートオーダー決定セレクションとセレモニアルスタートが行われたあと、18時30分からのSSS1ミコワイキ・アリーナのスーパーSSでラリー・ポーランドは開幕する。