WRCチームは先週末にラリー・ジャパンを最後に世界ラリー選手権に別れを告げるピレリとの最後のラリーを走ったが、来週、ピレリのホームともいえるイタリアの伝説的なモンツァ・サーキットに向かい、モンツァ・ラリー・ショーを走る。
このイベントは、WRCタイヤサプライヤーとしてのピレリの任期の終了を記念するものでもあり、来シーズンからはハンコックがオフィシャル・サプライヤーを引き継ぐ。
ヒョンデのWRCチームからは、新たに世界チャンピオンに輝いたティエリー・ヌーヴィルとともにダニエル・ソルドも参加し、モンツァ・サーキットでヒョンデi20 N Rally1を走らせる。
トヨタのラインナップも同様に素晴らしく、カッレ・ロヴァンペラ、セバスチャン・オジエ、サミ・パヤリらが名を連ねる。さらに、トヨタのチーム代表を務めるヤリ-マティ・ラトバラもレーシングスーツを着てトヨタGRヤリスRally1を走らせる。
来季の動向がまだ明らかにされていないMスポーツ・フォードのアドリアン・フールモーもフォード・プーマRally1を駆って参加する。
WRCのスターたちは、12月6日から8日までの3日間、サーキットに集結する。最初の2日間はデモンストレーション走行が中心で、ドライバーたちはスリリングなドライブでファンやVIPゲストを楽しませる。
イベントのハイライトは日曜日のマスターズ・ショーで、ドライバーたちがついに直接対決を行う。ここでは、チャンピオンとなったばかりのヌーヴィルと、2度のタイトル保持者であるロヴァンペラの対決も予定されている。
ロヴァンペラはモンツァの前にも多忙を極め、今週末はアイルランドで開催されるキラーニー・ヒストリック・ラリーにハイパワーのトヨタ・スターレットで参戦する予定だ。
モンツァでは2020年と2021年にWRCラウンドを開催したことがある。モンツァ・ラリー・ショーでは、サーキットとその周辺エリアで9つのSSと150kmを超えるラリーも開催される。