トヨタGAZOOレーシング・ワールドラリーチームのオット・タナクは、チーム移籍後、初のターマックラウンドとなるツール・ド・コルスでも速さを見せて台風の目になることを確信しているようだ。
タナクはトヨタに加わってから初のシーズンとなるが、ラリー・モンテカルロでの2位表彰台でみせた速さが偶然ではないことを彼のベストタイムの数が証明している。これまでの3戦を終えて、タナクは15回という最多のベストタイムを記録、ティエリー・ヌーヴィルの11回、セバスチャン・オジエの9回を上回っており、あとはこの速さが結果につながる瞬間を彼は待っている。
タナクはこれまでツール・ド・コルスで表彰台の経験はないものの、プレイベントでの走りからも今週末は表彰台争いが十分可能だという手応えを感じている。
「今シーズンはここまで、僕らはすべての路面で十分な競争力をみせることができた。チームは信頼性を高めるため一生懸命努力をしてきているし、そろそろライバルからポイントを取り戻さなくてはならない」とタナクは語った。
「去年のコルシカではフィーリングがとても良かったので、今回は良い結果を狙っている。ラリー・モンテカルロは同じターマックとはいえ、コンディションはかなり特殊だったので、コルシカとあまり比較できないが、そこで得たいくつかの発見をコルシカの事前テストで試した。2日間のテストはとても良いフィーリングだったし、クルマは正しい方向に向かっているはずだよ」