スバル・モータースポーツUSAのトラヴィス・パストラーナとブランドン・セメナックが、ARA(アメリカン・ラリー・アソシエーション)シリーズ開幕戦のスノードリフト・ラリーで1-2勝利を飾り、チームはウィンターラリーへの完全復帰を果たした。
今季もパストラーナとセメナックの2台体制でARAシリーズ全戦に挑むスバル・モータースポーツUSAは、二人にスバルWRX STIを委ね、チームにとって2016年以来となるウィンターラリーからシーズンをスタートしている。
パストラーナは、イベントを最初から最後までリードし、全12ステージのうち9ステージを勝利してチームメイトのセメナックに1分08.8秒差をつけてラリーを制した。パストラーナはこの勝利でデイビッド・ヒギンズと並んでスノードリフト・ラリーにおける最多となる4回目の勝利を達成、6回目の米国タイトル獲得にむけて好スタートを切っている。
「最高の気分だ。17年前にここでラリーのキャリアをスタートさせたので、勝利でここに戻ってくるのは本当にクールな気分だよ」とパストラーナは語った。
「僕はかなりナーバスになっていたけど、それはブランドンはカナダ出身で、多くのスノーラリーで鍛えてきたからだ。でもここに来てからは、自分にとって良いラリーだと分かっていたんだ。確かにエキサイティングだったし、すごく荒れていた。けれど、そこが僕の得意とするところだから良かったよ」
ARAナショナル・チャンピオンの防衛を狙うバリー・マッケンナ(フォード・フィエスタR5+)は、タイヤ選択のミスと断続的なミスファイアに見舞われ、4分半以上を失って3位でフィニッシュした。