ヒュンダイ・モータースポーツは、ミシェル・ナンダンに代わって新たにアンドレア・アダモがチームディレクターに就任したことを発表した。
ナンダンは、2013年1月にヒュンダイ・モータースポーツのチームディレクターに就任、チームの拠点となるアルゼナウ・ファクトリーの新設とWRカーの開発を主導してきた。ヒュンダイは2014年のラリー・モンテカルロでのデビュー以来、これまでに10勝を飾り、マニュファクチャラー選手権では昨年、3年連続の2位となったが、シーズンの大半においてティエリー・ヌーヴィルのドライバー選手権とチームのマニュファクチャラー選手権をリードしながらいずれもタイトルを逃したことから、韓国のヒュンダイ本社はトップの変革を決定したと見られている。
アダモは過去、JASモータースポーツのチーフエンジニアとしてホンダ・シビックWTCCを手がけたあと2015年12月にヒュンダイ・モータースポーツに加入、カスタマー・プロジェクト・マネージャーとしてヒュンダイi20 R5の開発を手がけたあと、i30N TCRプログラムを担当してきた。
ヒュンダイによれば、アダモはこれらのカスタマープロジェクトを引き続きコーディネートしながら、世界ラリー選手権におけるチームディレクターとしての職務を即座に開始するという。