トヨタGAZOOレーシング・ワールドラリーチームのチーム代表を務めるヤリ-マティ・ラトバラが、カッレ・ロヴァンペラが「パズルの欠片」を見つけ出し、昨年の9月以来となるFIA世界ラリー選手権での優勝を果たしたことを称賛している。
ロヴァンペラは、先週行われたラリー・デ・ポルトガルで圧倒的な勝利を収め、ドライバーズ選手権ランキングのトップで17ポイントのリードを築いている。
世界王者となってから初となるロヴァンペラの勝利について、ラトバラは「彼のポルトガルでの勝利は本当に嬉しい」と語っている。
「金曜日に2台(エルフィン・エヴァンスと勝田貴元)を失い、戦えるクルマは1台しか残っていない、我々にはかなり厳しい状況になっていたからね。でもカッレが素晴らしい走りを見せてくれて、最終的にはパワーステージも制するという圧倒的な勝利となった」
「最近勝てていなかったとはいえ、カッレのパフォーマンスに関してはずっと高いレベルにある。ただ、パズルに欠けていた小さな何かがあった。そして彼は、クルマに自信を持ち、勝つためのモチベーションとハングリー精神で、ここでその欠片を見つけることになった」
「こうしてこの週末それらがうまく噛み合った時、誰も彼を止められなくなった」
ポルトガルでのロヴァンペラの勝利はその裏に、次回のラリー・イタリア・サルディニアの道路掃除があることを意味する。
「分かっている」と、ラトバラは語る。「それはいつだってそんな簡単ではないが、承知の上だ。どんな感じになるのか、向こうに行って見てみよう」