10月30-31日にヤス・マリーナ・サーキットで開催が予定されていた世界ラリークロス選手権のアブダビ・ラウンドは、新型コロナウイルスの世界的な健康への懸念がいまも続いていることから、今季の開催をキャンセルすることとなった。
今季の世界ラリークロス選手権は8月22-23日のスウェーデン・ラウンドで開幕、シーズン序盤の3ラウンドについてはダブルヘッダーでの開催としながら全10戦で争われる計画だったが、アブダビ・ラウンドの中止によってすべてのイベントがヨーロッパにおいて開催されることになる。10月に開催される第9戦スペイン・ラウンドから12月に開催される最終戦ドイツ・ラウンドまで2ヶ月近いギャップがあることになる。
「前例のない状況の中、関係者の皆様の健康と安全を第一に考えなければならなかった。2021年のこのワールドクラスのイベントのために、ドライバー、チーム、ファンの皆様をヤス・マリーナ・サーキットにお迎えできることをとても楽しみにしている」とアブダビ・ラウンドの主催者はコメントしている。
アブダビRXは、2019年シーズンの開幕戦として初めて世界ラリークロス選手権のカレンダーに加わった。ヤスマリーナのグランプリコースに併設されるラリークロスサーキットは、F1シケインなどがコースレイアウトに組み込まれている。