WORLDWIDE2021/02/22

アンドレウッチ、MRFタイヤの開発ドライバーに

(c)MRF Tyre

 11度のイタリア・チャンピオンに輝いているパオロ・アンドレウッチは、今季、インドのMRFタイヤの開発ドライバーとしてイタリア・グラベル選手権にシトロエンC3 Rally2で参戦する。

 2018年をもってプジョー・イタリアがイタリア選手権のトップカテゴリーから撤退したあと、アンドレウッチも12回目のタイトルを目指すチャレンジを諦めてきたが、それでも彼は新しいプジョー208 Rally4を駆ってイタリア選手権の2WDカテゴリーで王者に輝くなど、55歳のいまもその速さに陰りはない。

 アンドレウッチは今季、チームMRFのドライバーとしてイタリア・グラベル選手権全6戦に出場して、MRFタイヤの開発を手がけるという。参戦プログラムは、4月30日に予定されている開幕戦ラリー・アドリアティコからスタートする。

「MRFタイヤはモータースポーツに真剣に投資してきた。このプログラムに僕を惹きつけたのはこのコミットメントだ。僕は新しいことに挑戦するのが好きで、このプログラムに興奮している。MRFチーム全体の情熱と技術的知識のおかげで、僕たちは一緒に良い仕事をすることができると信じている。2021年には、イタリアのグラベル・ラリー選手権で可能な限り競争力を高め、とりわけMRFがコンペティションタイヤを開発するのを支援したいと考えている」とアンドレウッチは語っている。

 MRFタイヤは昨年はクレイグ・ブリーンとエミル・リンドホルムを起用してヨーロッパ・ラリー選手権に挑んだが、今季に関するオフィシャルチームのプログラムに関してはいまのところ発表を待っている状況にあるが、すでに1月に行われたアークティック・ラップランド・ラリーでリンドホルムとともにフィンランド選手権のシーズンを開始している。