セバスチャン・オジエとジュリアン・イングラシアは、ラリー・モンテカルロのためのテストの2日目にかなり大きなクラッシュに見舞われて走行を中止することになった。マシンはリアを大きく壊したようだが、チームは幸いにも二人がケガもなく無事であると伝えている。
トヨタは先週末の土曜日からエルフィン・エヴァンスとともに南フランスでラリー・モンテカルロのためのテストを開始しており、オジエは火曜日にカッレ・ロヴァンペラからステアリングを引き継いで今年初のテストに臨んでいる。
ファクトリーチームには今季、新しいタイヤサプライヤーとなったピレリタイヤをチェックするために余分なテスト日を与えられており、今回のモンテカルロのためのテストではチームはエヴァンスとオジエにそれぞれ2日間のテストの機会を設けている。
オジエは初日、コル・ド・ファイのアイスパッチが路面にところどころ残るドライターマックでテストを行ったあと、水曜日の早朝から彼のいつものテストベースとなっているサンタンドレ・ド・ロザンの雪のないダウンヒルステージに場所を移してテストを開始している。
しかし、この日のテストは長くは続かず、チームは現地の10時過ぎに、アクシデントによってオジエとイングラシアがテストを中止したことを発表することになった。
目撃者によれば、アクシデントはハイスピードの右コーナーで発生、ヤリスWRCはスライドして木にぶつかったあと斜面を落ちて民家の庭で横倒しになって止まったようだ。オジエとイングラシアには幸いにもケガはなかったようだが、チームはイングラシアが念のために病院でチェックを行っていると伝えている。