ERC2024/04/13

オストベルグ、肺感染症でERC開幕戦を欠場

(c)RedBull Content Pool

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 ERC開幕戦のラリー・ハンガリーが4月12日金曜日に開幕、チェコの新星エリック・ツァイス(シュコダ・ファビアRally2エボ)がキラリセンティストヴァンのスーパーSSで最速タイムを記録してラリーをリードした。

 ERCタイトル争いの中心的な存在となると見られていたマッズ・オストベルグ(シトロエンC3 Rally2)が肺の感染症で入院したため欠場するという波乱のなかラリー・ハンガリーは開幕を迎えることになった。彼はすでに回復モードに入っているが、医者が休養をとるよう命じたため、昨年のラリー・ハンガリーの勝者不在のなかで新シーズンは開幕を迎えている。

 暖かくドライなコンディションで行われた2.05kmのステージで1分47秒8のトップタイムを記録したのはツァイスだ。何度かERCでトップ争いを演じながらもこれまで勝利には届かなかった彼は、今年こそ初優勝を目指す。

「楽しかったけど、美しいステージが明日も待っている」とツァイスは笑顔で語っている。

 ツァイスからわずか0.1秒差の2番手タイムをマークしたのは、地元ハンガリーのマルティン・ラースロー(シュコダ・ファビアRally2エボ)、さらに0.7秒差でディフェンディングチャンピオンのヘイデン・パッドン(ヒョンデi20 N Rally2)が続いている。

 マティユー・フランセスキ(シュコダ・ファビアRS Rally2)が4番手、地元ハンガリー出身のミクローシュ・ツォモシュ(シュコダ・ファビアRally2エボ)が5番手、チームMRFタイヤのエフレン・ヤレーナ(シュコダ・ファビアRS Rally2)が6番手で続いている。

 MスポーツからERCトップカテゴリーにステップアップするジョン・アームストロング(フォード・フィエスタRally2)は、コンクリートブロックに接触したものの11番手で続き、新しいトヨタGRヤリスRally2を駆るマルティンシュ・セスクスが12番手で続いた。

 予選最速タイムを奪ったORLENチームのミコワイ・マルツィック(シュコダ・ファビアRS Rally2)は、タイトでコンパクトなステージでジャンクションをミス、ツァイスに4秒遅れの15番手タイムに留まった。

 ラリー・ハンガリーは、土曜日の朝、ヘゲシュド・ステージから本格的な戦いがスタートする。