WORLDWIDE2019/01/21

オリヴァー、R5マシンでデビューウィン

(c)Rally Aluksne

 17歳のオリヴァー・ソルベルグは、1月18〜19日に行われたラトビア選手権開幕戦のラリー・アルスネーでフォルクスワーゲン・ポロGTI R5でのデビュー勝利を飾った。彼にとっては国内ラリー選手権レベルでの初の総合優勝となった。

 ラリー・アルスネーは、昨年のラトビア・チャンピオンでもあるロシアのヴァレリー・ゴルバン(MINIジョンクーパーワークスWRC)が2つのナイトステージで連続してベストタイムを奪ってリード、初日を終えてオリヴァーが4.79秒差の2番手で続く展開でスタートすることになった。

 オリヴァーは翌朝もゴルバンをピタリとマーク、SS5でキャリア初となる総合でのベストタイムを奪うや、SS6でも連続してベストタイムを奪い、2.58秒差をつけてついにラリーリーダーに立つことになった。

 ゴルバンも午後のループでは反撃を試みて0.94秒差に迫ったが、オリヴァーの勢いは止まらず、残りの3ステージすべてをベストタイムで締めくくり、16秒差をつけて3年目を迎えるラトビア選手権へのチャレンジにおいて初めての総合優勝を達成している。

「これが僕にとっての最初の総合優勝だ。本当に素晴らしい気持ちだよ」とオリヴァーは語った。

「ポロGTI R5の初めてのラリーだったし、主な目標はゴールすることだった。でも、マシンも快適だったし、ドライブはいいフィーリングだった。最初からいいペースだったが、SS4ではスノーバンクにヒットしてしまったあとはミスなく最後まで走り切ろうと集中したのがよかったかもしれないね」

 また、オリヴァーのベンチマークになると期待されていたヨーロッパ・チャンピオンのアレクセイ・ルクヤヌクは、ラリーの直前になって予算不足のためのエントリーをキャンセル、プロスピードチームのフォード・フィエスタ・プロトの開発トレーナーとしてラリーには姿をみせていた。