WORLDWIDE2019/01/31

クリストファーソン、スウェーデン選手権初優勝

(c)Volkswagen Dealerteam BAUHAUS

 2年連続でワールドラリークロス・チャンピオンに輝いたヨハン・クリストファーソンは、1月26日に行われたスウェーデン選手権開幕戦のメコノーメン・ベリスラッグス・ラリーにおいて同選手権で初優勝を飾ることになった。

 新たに結成されたフォルクスワーゲン・ディーラーチーム・バウハウスにとって先週末は、ブルーのカラーリングをもつチームの2台のフォルクスワーゲン・ポロGTI R5がヨーロッパの異なるイベントでデビューすることになった。1台は、ラリー・モンテカルロでオーレ・クリスチャン・ヴェイビーが参戦、2度のタイヤ交換はあったもののWRC2で3位でフィニッシュしている。

 かつてのスウェディッシュ・ラリーの舞台となったファールン近郊で行われたメコノーメン・ベリスラッグス・ラリーは、来月のラリー・スウェーデンに照準を絞っているクリストファーソンにとっては最高の準備となった。

 ラリーは、2011年にPWRCで選手権2位となったパトリック・フローディンのリードで始まることになった。プリントスポーツのシュコダ・ファビアR5を駆ったフローディンも、8年ぶりにラリー・スウェーデンで世界ラリー選手権に出場するための準備としてこのイベントに参戦、2ステージ連続してベストタイムを奪ってラリーをリードした。

 彼にとって誤算だったのは、まだそれほどラリーの経験をもたないクリストファーソンのスピードだった。新しいコドライバーであるスティグ・ルーネ・シャーモエンとのコンビで今季のスウェーデン選手権で王者を目指すことを表明しているクリストファーソンはSS3で選手権初のベストタイムを奪ってリードを奪うや、その後も2つのベストタイムを奪ってフローディンに10.1秒差、昨年のスウェーデンチャンピオンのマーティン・ベルグランド(シュコダ・ファビアR5)には39秒差をつけてスウェーデン選手権で初優勝を飾ることになった。

 クリストファーソンは最終のパワーステージも制して5ポイントを獲得して選手権をリード、タイトルにむけてまずは順調なスタートを切っている。