JAPAN2022/10/17

コヴァライネンが全日本最終戦で今季6勝目を獲得

(c)Takeshi Sakuma

 2022年全日本ラリー選手権最終戦のM.C.S.C.ラリーハイランドマスターズが10月14〜16日に岐阜県高山市周辺で行われ、ヘイッキ・コヴァライネン/北川紗衣(シュコダ・ファビアR5)が今季6勝目で有終の美を飾っている。
 
 前戦のラリー北海道ですでにJN-1クラスのチャンピオンを獲得しているコヴァライネンは、オープニングSSでトップタイムを奪うや、初日の6ステージすべてにおいてベストタイムをマーク、奴田原文雄/東 駿吾(トヨタGRヤリス)に17.3秒差をつけてリードをすることになった。

 コヴァライネンは最終日も6ステージのうち5ステージでトップタイムを奪い、リードを31秒差へと広げて圧勝を飾り、シーズンのハイライトともいえる11月のラリー・ジャパンに向けて完全な準備を整えることになった。

 初日を終えて2位の奴田原と3位の勝田範彦/木村裕介(トヨタGRヤリス)とはわずか3秒差だったが、最終日もSS8でベストタイムを刻んだ奴田原がじわじわとペースを広げて、最終的に13.3秒差をつけて2位を守り切っている。

 4位には眞貝知志/安藤裕一(トヨタGRヤリス)、5位には鎌田卓麻/松本優一(スバルWRX STI)、6位には新井敏弘/田中直哉(スバルWRX STI)が続いている。また、福永 修/齊田美早子(シュコダ・ファビアR5)はSS1でクラッシュ、リタイアになっている。

 また、JN-2クラスは国沢光宏/木原雅彦(ルノー・クリオRally5)、JN-3は竹内源樹/木村悟士(スバルBRZ)、JN-4は西川真太郎/本橋貴司(スズキ・スイフトスポーツ)、JN-5は大倉聡/豊田耕司(トヨタ・ヴィッツCVT)、JN-6は兼松由奈/保井隆宏(トヨタ・ヴィッツCVT)がそれぞれ優勝を飾っている。

 2020年各クラスのチャンピオンは以下の通り
JN-1:ヘイッキ・コヴァライネン(ドライバー)、北川紗衣(コドライバー)
JN-2:中平勝也(ドライバー)、島津雅彦(コドライバー)
JN-3:竹内源樹(ドライバー)、木村悟士(コドライバー)
JN-4:西川真太郎(ドライバー)、本橋貴司(コドライバー)
JN-5:天野智之(ドライバー)、井上裕紀子(コドライバー)
JN-6:海老原考敬(ドライバー)、蔭山恵(コドライバー)