WRC2023/05/26

スニネン当確? ヒョンデi20N Rally1をテスト

(c)Hyundai

 テーム・スニネンが木曜日に中央フィンランドでヒョンデi20 N Rally1のテストを行い、ヒョンデ・モータースポーツの新たなナンバー3ドライバーとしてラリー・エストニアとラリー・フィンランドの高速グラベル2連戦で起用される可能性が高まった。

 ヒョンデは日曜日からエサペッカ・ラッピとともにヤムサにあるチームの常設テストサイトでi20 N Rally1のテストを開始、ティエリー・ヌーヴィルも火曜日にテストを行ったとの情報だ。しかし、ヒョンデのテストはこれで終わりではなく、木曜日もテストは続き、スニネンがi20 N Rally1のステアリングを握っているところが地元メディアに目撃されている。

 スニネンは木曜日の朝、雨天の中でテストを開始、やがて雲の切れ間から太陽が顔を出し始めたあとも、ハイスピードのグラベルで走行を続け、いくつものメニューをこなしている。スニネンがi20 N Rally1のテストを行うのは昨年11月に続いてこれが2回目となる。

 チーム代表のシリル・アビテブールは、スニネンがチームのサードドライバーの候補であることは認めたものの、その契約がすでに終了しているという憶測を否定している。

「テームがフィンランドでi20 N Rally1でテストしていることは確かだ。彼はフィンランドの地形やステージの種類をよく知っているので、このマシンの開発プログラムの一環として、彼にマシンのシートタイムを与えることは自然なことだ」

「今シーズンの残りの3台目の計画について、噂があることは知っている。もちろん、テームも我々のラインナップに加える可能性のあるドライバーの一人だが、現時点では何もはっきり決まった状況ではない」

 スニネンは2017年から2021年までMスポーツ・フォードでフィエスタRS WRCでWRCのトップカテゴリーに挑んだ経験をもっている。スニネンは2021年シーズンの途中でMスポーツを離れ、ヒョンデのWRC2プログラムに起用されたが、2021年末にはACIラリー・モンツァにヒョンデi20クーペWRCで出場した経験をもっている。