WORLDWIDE2018/04/21

スバル、アメリカ選手権のWRX STIを公開

(c)Subaru Rally Team USA

(c)Subaru Rally Team USA

 スバル・ラリーチームUSAは今週末のアメリカ・ラリー・アソシエーション選手権シリーズ(ARA)開幕戦オレゴン・トレイル・ラリーを前に、2018年に投入するスバルWRX STIと新しいマシングラフィックを公開した。

 ARA開幕戦オレゴン・トレイル・ラリーは、オレゴン州ポートランドを拠点に4月20日から22日まで開催される。スバル・ラリーチームUSAは、開幕戦にデビッド・ヒギンズとクリス・アトキンソンの布陣で出場する。アトキンソンは今年、アメリカズ・ラリークロス選手権に参戦しながら、ARAシリーズについても数戦に出場する計画だ。

 ARAシリーズは2018年、新しいオープン4WDクラスの車両規定によって最低重量は3200ポンド(およそ1415kg)から2900ポンド(およそ1315kg)に変更、またターボ・エアリストリクターのサイズが33mmから34mmへ変更になったことに伴い、スバルWRX STIラリーカーの最大馬力は320hpから330hpへと向上している。

 スバルWRX STIの新しいマシンカラーリングは、オレゴン・トレイル・ラリーでデビューする。ルーフベントはそれぞれのドライバーの出身国のフラッグにカラーリングされており、ヒギンズのマシンは出身地であるマン島の地域旗にラッピングされている。

 かつてのコンビを組んでいたステファン・プレボとともに、初めてアメリカのステージラリーに挑むアトキンソンは、次のようにコメントしている。

「僕とステファン(・プレボ)にとってとてもエキサイティングな挑戦だと思う。しばらくラリーからは離れていたが、オレゴンへの参戦の話を聞いたときから楽しみにしているんだ」

 アトキンソンは、スバル・ラリーチームUSAのドライバーとして2年にわたってグローバル・ラリークロス選手権に挑んでおり、チームのことを知り尽くしている。

「チームには素晴らしい才能があるドライバーがいるし、大きなスキルもある、だからワクワクしているんだ。いまはラリークロスに戦いの場を移したが、ラリーは僕が育ったところだし、15年にわたる経験をもっている。オレゴン・トレイル・ラリーは素晴らしいステージだと聞いているのでいいペースをみつけて十分な速さをみせたい。マシンを壊さないようにね!」

 2018年オレゴン・トレイル・ラリーは、20日から22日の3日間にわたって20SS/215.39kmで争われる。