フォルクスワーゲン・モータースポーツは、新しいモータースポーツデイレクターにスヴェン・スミーツが就任したことを発表した。
これまでチームのモータースポーツディレクターを務めてきたヨースト・カピトは、9月1日からチームを離れることになっており、その後継者が誰になるのか注目されてきた。
ベルギー出身の44歳のスミーツは、2012年からVWモータースポーツのチームマネージャーを務め、今年の6月1日からチームのスポーティング・ディレクターに就任、9月1日からVWモータースポーツの新しいモータースポーツデイレクターとしてチームを率いることになる。
また、スミーツと同様に6月1日からチームのテクニカル・ディレクターに昇格していたフランソワ-クサビエ・ドメゾンは、ラリーにとどまらずにVWのモータースポーツにかかわる車両に関するプロジェクトの責任者を務めることになるほか、ドナトゥス・ウィチェルハウスはエンジン開発部門のトップとしてすべてのモータースポーツ車両のエンジン開発の責任者を務めることになり、二人は9月1日からスミーツとともにVWモータースポーツの役員会のメンバーに就任する。
VWの技術開発部門のトップであり、現在のWRCプログラムの責任者であるフランク・ウェルシュ取締役は次のように語った。
「我々は優れたマネージメントの経験をもつスヴェン・スミーツをVWモータースポーツのトップとして紹介できることをよろこばしく思う。我々は世界ラリー選手権におけるこれまでの成功を引き継ぐことに自信をもっており、スヴェンとともにモータースポーツの戦略的な開発作業を続けることができることを確信している。最後に、我々はVWモータースポーツのトップとして過去3年にわたってすべてのタイトルを勝ってきたヨースト・カピトに感謝を申し上げたい。彼のこれからの活躍を願っている」