ヒョンデ・オフィシャルドライバーのダニエル・ソルドは、3月24日から26日にかけて開催されるカタール・インターナショナル・バハでクロスカントリーラリーへのデビューを果たす。
WRCイベントで3度の優勝経験を持つソルドは、いまのところヒョンデのファクトリーチームからの参戦プログラムが明らかとなっておらず、次戦のクロアチア・ラリーもオリヴァー・ソルベルグがドライブすることが発表されている。
ソルドは、バハで開催されるFIAワールドカップ第2ラウンドのT3ライトウェイト・プロトタイプ・クラスにカンナム・マーベリックで参戦する予定だ。
ソルドがクロスカントリーレースに参加するのは今回が初めてとなる。これまでクロスカントリーラリーにチャレンジしたWRCドライバーには、クリス・ミーク、アル・アッティーヤ、ミッコ・ヒルボネン、セバスチャン・ローブ、カルロス・サインツらがいる。
ソルドが駆るマシンは、ダカールラリーで4回の優勝経験を持つナッサー・アル‐アッティーヤが所有するチームであるナッサー・レーシングがプリペアする。ソルドのバハでのナビゲーターはまだ明らかにされていない。
また、クロスカントリーラリー・バハにはソルドのWRCにおけるライバルだったミークも、フランス人コドライバーのフランソワ・カザレとともにチームに加わる。
カザレは、X44エクストリームEを駆るクリスティーナ・グティエレスのコドライバーとして2021年FIAワールドカップのクロスカントリーラリーの勝者となった。
ソルドはクロスカントリーには初挑戦となるが、ミークは初めてではない。昨年のダカールラリーでは、PHスポール製のT3バギー、ゼファーで参戦し、2つのステージを勝利したが、スペアタイヤが炎上し、バギーの電子回路に不具合が生じ、大きく遅れた。
木曜日からロサイルのカタール・インターナショナル・サーキットで開催される3日間のイベントには、合計28台がエントリーしている。