WRC2019/03/31

タナク無念のパンク「簡単に受け入れられない」

(c)Toyota

 トヨタGAZOOレーシングWRTのオイット・タナクは、ツール・ド・コルスでヤリスWRCに素晴らしい手応えを感じていただけに、勝利を奪うことになったパンクを簡単に受け入れることができないほどのショックを感じたようだ。

 タナクは土曜日の朝から連続してベストタイムを奪い、ラリー最長のカステニッシアのステージでエルフィン・エヴァンスを抜いてふたたび首位に立つことになった。しかし、デザート・アグリアッツの2回目の走行でパンクに見舞われ、8km地点でストップ、タイヤ交換によって2分を失い、6位にポジションを落としている。

 タナクがターマックステージでホイールを壊して勝利を棒に降ったのはこれで3度目のことだ。彼は昨年のスペインでは首位を快走中にパンク、選手権リーダーに躍り出すチャンスを失っており、今年のモンテカルロでもパンクのために優勝を逃している。

 タナクはパンクがなぜ起きたのか正確な説明をするのは困難だと語った。

「パンクについて何が起きたのか説明することは難しい。スローなコーナーでブレーキングをしており、たぶん路肩に入りすぎたんだろう。小さな衝撃があって、ホイールを壊してしまい、瞬く間にパンクしたんだ。数キロ走り、あまりに急速に空気が抜け、マシンにダメージを与えうると判断して、マシンを止めて交換したんだ」とタナクは語った。

「マシンのフィーリングはよかったし、ミスなくいいリズムで走れていたので、本当に残念だ。チームの素晴らしい仕事のおかげで、マシンはこの週末、信じられないほどのいい仕上がりだったし、僕も全力を尽くしていた。この難しいイベントにむけて本当に一生懸命準備をしての臨んでいただけに、この結果は簡単には受け入れられないよ」