Raid2018/01/19

トヨタのアル-アッティーヤが3度目のステージ勝利

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 トヨタGAZOOレーシングSAのナッサー・アル-アッティーヤは、2018年のダカールラリーの最長競技区間でプジョーのステファン・ペテランセルを破り、ステージウィンを獲得するいっぽう、総合首位につけるプジョーのカルロス・サインツは44分41秒のリードを守り、総合優勝にさらに近づくことになった。

 アル-アッティーヤは、ダカール・ラリー12日目となるこの日、チレチトからサン・フアンへ向かう523kmのステージを、ペテランセルに2分3秒差をつけて勝利した。

 序盤のウェイポイントまではXレイドMINI勢が首位を占めたが、すぐにトヨタのベルンハルト・テン・ブリンケがリードをつかみ、90km地点のロードセクションに到着したときは1分半リードしていたが、競争が再開されるとアル‐アッティーヤとペテランセルに抜かれ、2連続ステージウィンとはならなかった。

 アル-アッティーヤとペテランセルはその時点で接戦だったが、アル-アッティーヤが最後に突き放し、自身今年3度目のステージウィンを獲得した。

 総合リードを維持しているサインツは、安全なペースをコントロールしており、アル‐アッティーヤから18分遅れでこのステージを終了したが、総合2位のペテランセルに対して現時点で44分41秒のリードを維持している。ダカールの残りは489kmとなったが、彼は10分間のペナルティが水曜日に取り消されたため、彼がプジョーのダカールへの挑戦に有終の美を飾る可能性がますます高まった。

 トヨタのジニール・ドゥ・ヴィリエがこのステージを3位で走りきり、総合5位につけている。ドゥ・ヴィリエは現時点でアル‐アッティーヤから20分36秒遅れ、テン・ブリンケから9分10秒差で続き、トヨタの3台が表彰台の最後のスポットを争っている。

 ドゥ・ヴィリエから1分遅れでXレイドMINIのオーランド・テラノヴァがこの日の4番手タイムでフィニッシュ。XレイドMINI勢は今年は一度もステージのトップ3を獲得しておらず、ステージ12でも惜しくも再びトップ3入りを逃した。ミッコ・ヒルボネンは、ステージ11での横転で20位まで後退したが、この日も序盤は速さをみせたが最終的に6番手タイムにとどまった。