WRC2019/07/04

パッドン、Mスポーツからフィンランド参戦が決定

(c)M-Sport

 Mスポーツ・フォード・ワールドラリーチームは、ラリー・フィンランドにヘイデン・パッドンを起用、3台目のフォード・フィエスタWRCを委ねることを発表した。

 パッドンがMスポーツのWRカーをドライブするのは2013年のラリー・デ・エスパーニャでフォード・フィエスタRS WRCを駆って以来のこととなり(写真)、そのときと同じくラリー・フィンランドではジョン・ケナードとのコンビでMスポーツ・フォードのためにマニュファクチャラー選手権ポイントを持ち帰ることを目指す。

 パッドンにとって10回目のフィンランドは80戦目のメモリアルWRCイベントとなる。彼はフィエスタWRCに慣れるために1日のプレテストを予定している。パッドンはフィンランドでチームに強力なパフォーマンスをもたらすことを約束した。

「ジョンと僕の二人が戻ってこれることに非常に興奮しているよ。とくにWRCを外から見ている時間が長かっただけにね。たった一戦だったとしてもこれは僕に大きな自信を与えてくれた。カレンダー上で僕のお気に入りのイベントの一つでいっしょになって作業をして素晴らしい結果を得たいよ」

「僕らへのこの申し出を快く認めてくれた私たちの長期的パートナーであるヒュンダイ・ニュージーランドにも、とても感謝しているよ。僕たちはニュージーランドや海外からこのような支援を受けて幸運だよ」

 チームプリンシパルのリチャード・ミレナーは、パッドンの起用について次のように語った。

「世界ラリー選手権にヘイデンが戻ってきたことを嬉しく思う。そして、彼がフィエスタを駆って何ができるかを見ることができるのは光栄なことだ。彼は実績のあるラリーの勝者であり、そして我々がさらなる強力なパフォーマンスを探し求めたときに、彼のようなドライバーを持つことは素晴らしい選択だと言える」

「契約は非常に迅速にまとめられたので、短い通知だったにもかかわらず何かをすることができたのは素晴らしいことだ。ヘイデンの決意は強く、本当にエキサイティングなパフォーマンスを提供する可能性がある。すべてのラリーファンのように、私は彼とジョンがチャンピオンシップに戻ってくるのを楽しみにしているよ!」