ヒュンダイは、今週の月曜日、アルゼナウのファクトリーにおいて新しいi20 R5の最初のカスタマー車両を引き渡すセレモニーを行った。
セレモニーには、ヒュンダイ・モータースポーツ代表のミシェル・ナンダン、カスタマー・レーシング部門のマネージャーを務めるアンドレア・アダモも出席したほか、ファクトリーのテクニシャンやメカニックが見守るなか、純白のi20 R5のカスタマー1号車がヒュンダイ・モータース・イタリア(HMI)ラリー・チームのマネージャー、ルカ・ムルドーロに引き渡された。
HMIチームは、来週のツール・ド・コルスにおいてファビオ・アンドルフィのドライブでi20 R5をデビューさせることになっており、ヒュンダイ・カスタマー・レーシング部門はデビュー戦でのサポートを行うことになっている。
「最初の完成車をカスタマーに引き渡すことは、我々の部門にとってもっとも重要なマイルストーンのひとつとなった」と語るのは、12カ月にわたってカスタマー・レーシング部門を率いてきたアダモだ。
「新しいi20 R5のインターナショナルイベントにおける最初の競技となるツール・ド・コルスまでわずかに1週間だ。このプロジェクトのもうひとつのランドマークとなる。しかし、これからもカスタマーによりよいクルマを提供することが我々の使命となる。これからが本番だよ」
ツール・ド・コルスで3台のi20 R5がデビューをすることになっており、HMIチームのアンドルフィのほか、開発ドライバーを務めてきたケヴィン・アッブリングがヒュンダイ・モータースポーツNから出場し、ベルギーのファーストモータースポーツに納車されるカスタマーマシンを駆ってステファン・サラザンが出場することになっている。