ヒュンダイ・モータースポーツは、2020年に投入するハイブリッドのi20 N Rally1の正式バージョンを来月公開する。
ヒュンダイによれば、これまで初期のテストに使用されてきたマシンは、ハイブリッド・コンポーネントを搭載したテスト用のミュールカーとなり、10月に2022年型のi20 N Rally1を公開したあと下旬までには初めてテストに投入されるという。
ヒュンダイ・モータースポーツのチーム代表であるアンドレア・アダモは、これまでテストで使用されてきたマシンは仮のボディワークだったと明かした。
「このプロトタイプマシンは、グラベルでの走行をするため、そして経験を積むために作ったものだ」とアダモは語った。
「私はチームの皆に、テストを始めるために良いボディワークをデザインする必要はないと告げ、彼らはそれを忠実に実行した。これがモンテカルロで使う最終的なボディワークではないことは確かなので、心配しないでほしい。我々は今、新しいマシンを作っているので、10月末にはそれをテストできると思う」
ヒュンダイは来季以降のプログラムについての本社の承認が遅れたことから、Rally1カーの開発についてはMスポーツやトヨタよりも遅れてスタートすることになった。アダモは、ここからライバルチームに追いつく必要があると語った。
「どのくらい遅れているのか進んでいるのかわからない。他のチームがどこにいるのかわからない。我々が遅れて開始したことを否定しても意味がない。しかし、かなりの速さで追いついているので、これは心配することではない。学ぶべきことはたくさんある」