ヒュンダイ・モータースポーツは、2017年に世界ラリー選手権に投入する新しいi20 WRCをパリ・モーターショーで公開する。
新しい3ドアのヒュンダイi20をベースとしたWRCチャレンジャーは、4月のプロトタイプマシンによるテストを開始以来、これまでにヨーロッパやさまざまな路面コンディションにおいて大規模な開発テストが行われてきた。
新しいi20 WRCは、2017年から施行される新しいテクニカルレギュレーションに基づいてより巨大になってエアロをまとっており、来年のラリー・モンテカルロのデビューに向けていまもまだ大規模なテストプログラムを行っている最中だ。
パリ・モーターショーで公開されるカラーリングはショーのために準備されたものであり、最終スペックと正式なカラーリングは12月に公開されることになっている。
ヒュンダイ・モータースポーツ代表のミシェル・ナンダンは、次のようにコメントしている。
「2017年WRCの規制によって、すべてのチームが空白の状態から刺激的なエンジニアリングチャレンジをすることになった。より幅が広くなり、よりパワフルになったこのマシンで、我々は世界中のステージでWRCでのエンターテインメントのレベルを高めることになるだろう」とナンダンは語った。
「我々は2年間にわたるWRCのフルシーズンのプラクティスによる経験を注ぎ込んでいる。2016年の選手権においてさらなる成功を目指して取り組むとともに、2017年のマシンはエンジンおよびパワートレインのテストを中心に初期製作されたクルマによって4月にテストを開始した。我々は最近ではサスペンション、ディファレンシャル、エアロを手がけ、このあとシャーシとエンジンの両方に若干の小進化を行うことになっている。2017年の最終スペックのマシンを年末に明らかにすることを楽しみにしている」