WRC2019/05/16

フットゥネン、i20クーペWRCでリーヒマキラリーへ

(c)Hyundai

 ヤリ・フットゥネンは、5月24〜25日に開催されるフィンランド・ラリー選手権第4戦リーヒマキ・ラリーでヒュンダイ・モータースポーツNのヒュンダイi20クーペWRCで出場し、WRカーデビューを果たす。

 リーヒマキ・ラリーには、トヨタGAZOOレーシング・チャレンジプログラムの勝田貴元もトヨタ・ヤリスWRCでの2戦目を走ることになっており、日韓マニュファクチャラーのジュニアドライバーのWRカー対決に沸きそうだ。

 ヒュンダイ・モータースポーツの育成プログラム・ドライバーだったフットゥネンは、昨年はヒュンダイi20 R5で10戦に出場、ラリー・フィンランドではWRC2選手権の2位でフィニッシュしている。しかし、ヒュンダイが選手権プログラムを強化するためにセバスチャン・ローブと契約したため、フットゥネンのプログラムはその影響で見直しをされることになった。

 しかし、彼は4月に英国で行われたピレリ・インターナショナル・ラリーにヒュンダイi20 R5で出場、パンクに見舞われるまで首位を走っており、ヒュンダイとのオフィシャルプログラム再開のための小さな一歩を踏み出しており、今月のリーヒマキ・ラリーでのトレーニングをふまえて、ラリー・フィンランドにもi20クーペWRCで参戦するかもしれないとされている。

「ヒュンダイi20 WRCでフィンランド・ラリー選手権のリーヒマキ・ラリーに出場することになった。素晴らしい気持ちだよ。そして僕らはここでより多くの距離を走って自信を備えるつもりだ」

 昨年の秋、フットゥネンはすでにスペインで行われたヒュンダイのテストセッションに参加、i20クーペWRCをドライブした経験をもっている。