RallyCross2017/02/26

プジョー、VWとアウディの世界RX参戦を歓迎

(c)Peugeot

 プジョー・スポールのディレクター、ブルーノ・ファマンは、2017年の世界ラリークロス選手権に新たにフォルクスワーゲンとアウディの強固な支援を受けたチームが参戦することを歓迎したいと語った。

 2017年の世界ラリークロス選手権では、マティアス・エクストロームのEKSチームをアウディがサポート、ペター・ソルベルグとヨハン・クリストファーソンの新チームをフォルクスワーゲンがサポートすることを決定している。
 
 プジョー・スポールも2014年からハンセン・モータースポーツをサポートして、チーム・プジョー・ハンセンとして選手権に挑んでおり、今季もセバスチャン・ローブとティミー・ハンセンのコンビでドライバー選手権の獲得とともにチーム選手権の奪回を狙う計画だ。

 ファマンは、世界ラリークロス選手権がさらに高いレベルになることでより王座を狙うための戦いが厳しくなることを認めつつも、それに挑戦しがいがあるかぎり、プジョーはこのスポーツへのチャレンジを続けるつもりだと語った。

「アウディとフォルクスワーゲンが強力なチームを支援し、フォードとプジョーに加わることを嬉しく思う」とファマンは語った。

「我々は2015年にチームのタイトルを獲得し、2016年は2位を獲得した。そのため今年の目標は、チームとドライバーの両方の王座を目指してさらに前へ進むことだ。そしてこれを達成するために、我々は2人の百戦錬磨のドライバーに期待することが出来る。フルシーズンの経験を積んだセバスチャン・ローブが、再びティミー・ハンセンとチームを組む」

「我々は世界ラリークロス選手権のレベルが常に向上していることを非常によく知っている。クオリティの高いシーズンになるだろう。チーム・プジョー・ハンセンは、ハンセン・モータースポーツとの提携を続けていく。プジョー・スポールがマシンの開発を担当し、ハンセン・モータースポーツが選手権でそれらを走らせる」

「我々は技術チームのさらなる強化を行なったが、その一方で、今後もリーズナブルでコストを意識したアプローチを続けていく。我々のファクトリープログラムは、現在もクロスカントリーラリーに焦点を当てているが、メディアにおける費用対効果の高さが維持され続けている限り、ラリークロスには明るい未来が持っていると確信している」