2024年のヨーロッパ・ラリー選手権(ERC)開幕戦のラリー・ハンガリーの予選ステージが金曜日に行われ、ORLENチームのミコワイ・マルツィック(シュコダ・ファビアRS Rally2)がトップタイムをマークすることになった。
ポーランド出身のマルツィックは、ハンガリーの春の暑さの中、4.60kmのギャルテレップ・ステージで行われた3分05秒432の最速タイムをマーク、0.5秒差の2番手タイムにはルーマニアのシモーネ・テンペスティーニ(シュコダ・ファビアRS Rally2)が続くことになった。
「ミシュランのタイヤはとても良かった。でもまだレースが始まったばかりだからね。でも、今年はラリーでもいい走りがしたいね。これまでは予選ステージで何度かいいタイムを出してきたけど、これからは土日のステージでも他のドライバーたちと競争できるようにならないとね」とマルツィックは語っている。
3番手にはマティユー・フランセスキ(シュコダ・ファビアRS Rally2)が続き、その後方には、ERCデビューとなる新しいトヨタGRヤリスRally2を駆るミッコ・ヘイッキラが4番手につけている。
チェコのエリック・ツァイス(シュコダ・ファビアRS Rally2)は5番手で、2022年のERCチャンピオン、エフレン・ヤレーナ(シュコダ・ファビアRS Rally2)がトップ6に入っている。ここまではトップから1.5秒という僅差だ。
マルティンシュ・セスクス(トヨタGRヤリスRally2)は左コーナーであわやコースオフというひやりとした瞬間に見舞われながらも7番手、地元ハンガリー出身のミクローシュ・ツォモシュ(シュコダ・ファビアRally2エボ)が8番手タイムをマークした。
昨年のERCチャンピオンであるヘイデン・パッドン(ヒョンデi20 N Rally2)は10番手となっている。
ラリー・ハンガリーは金曜日夜にキラリセンティストヴァンのスーパーSSで開幕したあと、土曜日と日曜日の二日間にわたって13SS/192.43kmで争われる。