WRC2019/06/12

ミケルセン、楽しめるラリーが待っているはず

(c)Hyundai

 ヒュンダイ・モータースポーツのアンドレアス・ミケルセンは、コルシカにつづいてポルトガルでもセバスチャン・ローブにステアリングを譲ることになり、ベンチでの待機を強いられたが、復帰戦のサルディニアでは8番手という後方からのスタートポジションを味方にして勝利に挑む。

 ミケルセンはサルディニアでは過去何度か表彰台を狙えるポジションにつけていたが、そのチャンスを罠に阻まれている。2015年はサスペンションのトップマウントを破損、2016年は石にヒット、昨年は初日の朝をリードして移籍後初の勝利が期待されたが、ギヤボックスを壊してマシンを止めている。

 アルゼンチンでは2位となっているミケルセンは、グラベルにおけるi20クーペにいいフィーリングをつかんでいることから、サルディニアでもヒュンダイでの初勝利に近づけると信じている。

「ティエリーがポルトガルでの力強いリザルトを出しているあとだけに、またヒュンダイi20クーペのステアリングを握ることができて嬉しいよ」とミケルセンは語った。

「サルディニアは、とてもテクニカルでトリッキーなラリーで、幅の狭い道を走る正確なペースノートとドライビングスタイルが求められる。このイベントには、プッシュするために自信が持てるような、予想がしやすいクルマが重要となる」

「サルディニアは路面に石があることが多く、2回目の走行では轍が相当に酷くなる。これによって特にタイヤのマネージメントが重視されることになる。走行順というのもまた重要な要素となる、後方を走る方が掃除されていき有利になる。タフではあるけど、楽しめるラリーが僕たちを待っているはずだ」