WRC2018/04/27

ラトバラ、シェイクダウンで2年連続一番時計

(c)Toyota

 2018年世界ラリー選手権(WRC)第5戦ラリー・アルゼンチンのシェイクダウンが木曜日に行われ、トヨタGAZOOレーシング・ワールドラリーチームのヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)が昨年に続いて2年連続でトップタイムをマーク、2番手にはシトロエン・レーシングの2台が続き、クレイグ・ブリーン(シトロエンC3 WRC)が0.3秒差の2番手タイム、クリス・ミーク(シトロエンC3 WRC)が0.4秒差の3番手で続いている。

 アルゼンチンのシェイクダウンはサービスパークが置かれるヴィージャ・カルロスパス近郊の昨年と同じ6.01kmのグラベルステージで行われる予定だったが、観客への安全性を配慮して4.25kmに短縮されたステージで行われている。

 シェイクダウンの1回目の走行は朝8時に選手権リーダーのセバスチャン・オジエ(フォード・フィエスタWRC)がコースオープナーとしてスタート、昨年の勝者であるティエリー・ヌーヴィル(ヒュンダイi20クーペWRC)が2番手でコースインすることになった。

 シトロエン勢は1回目の走行から速さをみせ、ミークが3分34.5秒のトップタイム、ブリーンが1.2秒差で続くことになり、2回目の走行でもミークが自身のタイムを1.8秒更新するトップタイムをマーク、3回目の走行でも彼は自身のタイムを0.8秒上回り、トップを守るかに見えた。しかし、2回目の走行でブリーンと並ぶ2番手タイムを刻んだラトバラが、3回目の走行でミークを0.4秒上回る2分31.5秒のシェイクダウン一番時計を奪うことになった。

「この朝のマシンはいいフィーリングだった。僕らはサルディニアでプレイベントテストを行い、そこでも満足していたんだ。私はマシンのトラクションが改良され、僕はドライブを楽しむことができた。これは一歩前進だと」とラトバラは語った。

「今朝は少し変更を加えたが、サスペンションではソフトとハードのセットアップの違いを見ただけで大きな変更はなかった」

 ブリーンは4回目の走行でミークを0.1秒上回り、ラトバラからは0.3秒差の2番手タイム、3番手にミークという順位となっている。

 コースには走行によって深い轍が刻まれるなか多くのドライバーが3〜4回で走行を切り上げるなか、5回の走行を行ったアンドレアス・ミケルセン(ヒュンダイi20クーペWRC)が4番手タイムで続いている。

 5番手にはオット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)が続き、ヌーヴィルは6番手、オジエは7番手でシェイクダウンを終えている。

■シェイクダウンタイム
1. J-M.ラトバラ 2分31.5秒
2. C.ブリーン 2分31.8秒
3. K.ミーク 2分31.9秒
4. A.ミケルセン 2分32.2秒
5. O.タナク 2分32.6秒
6. T.ヌーヴィル 2分32.7秒
7. S.オジエ 2分33.0秒
8. D.ソルド 2分33.2秒
9. T.スニネン 2分33.3秒
10. E.ラッピ 2分33.7秒
11. E.エヴァンス 2分34.2秒
12. K.アル-カシミ 2分42.1秒