WRC2017/02/06

ラトバラ、ドリフト復活で僕の時代になる

(c)Toyota

 トヨタのヤリ-マティ・ラトバラは、新しいパワフルなWRカーによってこれからはドリフトを主体としたドライビングスタイルをもつ自身の時代になると語った。

 ラトバラは、フォルクスワーゲン時代に自身が苦戦した理由について、FRのカローラAE86でドリフト主体のドライビングを覚えたために、FFのプジョーでドライビングスタイルを築いたセバスチャン・オジエのミスのない精緻なライン取りにはかなわなかった分析している。

 しかし、ラトバラは新しいパワフルなWRカーの登場によってかつてのようなドリフトを主体としたドライビングスタイルが復活することになることを期待している。

「WRCのドライビングスタイルが大きく変わったのは、2011年に1.6リッターターボのWRカーになってからだ。大胆なドライビングでタイムを稼ぐことから、いかにフロントタイヤのグリップを失わないよう注意するかにスタイルは変わったんだ」とラトバラは語った。

「しかし、今年のWRCは、再びパワー重視にレギュレーションが変更された。いかにタイムロスを防ぐかという走りではなく、立ち上がりでのドリフトがこれからはデフォルトになる。新世代のWRカーは、まさに僕のためにあると感じた。フィンランドでフィンランドのチームが作り出したヤリスはまさに僕のためのマシンだって確信しているよ」