WRC2024/04/01

ラリー後コメント:このマシンに乗れることは誇り

(c)Toyota

(c)M-Sport

(c)Hyundai

カッレ・ロヴァンペラ (総合優勝)
●獲得総ポイント20点(土曜までの選手権ポイント18点、スーパーサンデー0点、パワーステージ2点)
「サファリで2回目の優勝を手にするというのは、特別なことだ。本当にタフなイベントであり、トヨタにとっては伝説的なラリーだ。チームはサファリで常に強さを発揮してきたし、優勝記録はなおも更新中だ。ここアフリカでは『前を走るクルマは常にトヨタだ』と、よく言われてきたが、今回もチームは自分たちのクルマが存分に力を発揮できるように、最善を尽くしてくれた。チームのみんなには本当に感謝している。今回は何も問題が起こらず、クレバーなドライビングを続けるなど、サファリでこれ以上は不可能と思えるほど、自分たちはいい仕事をできたと思う。最終日の今日は大きなリードを築いている状況で、WRCのカレンダーでもっとも荒れたステージを、あらゆるものを避けながら2回も走るのは簡単ではなかった。ただ自分たちのプランに従って走るしかなかったが、結果的にうまく走れたと思う」

勝田 貴元 (総合2位)
●獲得総ポイント18点(土曜までの選手権ポイント15点、スーパーサンデー3点、パワーステージ0点)
「総合2位を獲得し、ケニアでまた表彰台に立つことができて本当に嬉しいです。いつもと同じようにタフなラリーだったので、万全な準備でとてもいいクルマを用意してくれたチームには本当に感謝しています。昨日はいくつかミスを犯し、パンクも喫してしまいましたが、クルマは常に信頼して走れる状態でした。プッシュする必要があるときにはプッシュできましたし、いいタイムも出ました。信頼性はトヨタの強みですし、このクルマに乗れることをとても誇りに思います」

アドリアン・フールモー(総合3位)
●獲得総ポイント17点(土曜までの選手権ポイント13点、スーパーサンデー4点、パワーステージ0点)
「素晴らしい週末だったよ。チームはずっと本当にいい仕事をしてくれて、クルマは本当に信頼できて、トラブルも全然なかった。それには本当に感謝しているし、チームには本当におめでとうと言いたい。まあ僕たちもかなり気をつけながら走ってきたけど、今回は本当にポジティブだった。僕たちにとっては、2回のラリーで2回も表彰台に上がることができて、シーズンを素晴らしい形でスタートすることができたし、選手権でもまだ3位に入っているから、このまま続けていくことが必要だ。これでスノーで1つ、グラベルで1つ表彰台が獲ることができた、今度はあとターマックで1つ獲らないとね」

エルフィン・エヴァンス (総合4位)
●獲得総ポイント16点(土曜までの選手権ポイント10点、スーパーサンデー5点、パワーステージ1点)
「楽な週末ではなかった。ラリーを最後まで走りきることができたのはポジティブなことだが、この週末にはもっと多くのポイントを得るつもりだった。最終日に関しては速さはあったと思うが、ちょっとした問題があり、望んでいたほど多くのポイントを獲得することはできなかった。朝の最初のループは簡単ではなく、オープニングステージは非常に荒れていたので、他のステージに比べて保守的になり過ぎていたかもしれない。最終のパワーステージも頑張ったが、前半から既にかなり厳しい状況だった」

ティエリー・ヌーヴィル(総合5位)
●獲得総ポイント19点(土曜までの選手権ポイント8点、スーパーサンデー6点、パワーステージ5点)
「良い週末だったが、もっと良い結果を残せたはずだ。残念ながらいくつかの問題に見舞われたが、それでも僕たちは戦い続けた。今日は多くのポイントを獲得するチャンスがあった。12ポイント中11ポイントを獲得し、今日の2番目に優れたパフォーマーとなれたので、満足している。特にここケニアでは3年連続で苦戦を強いられているので、もっと良い結果をだしたかったが、まだ改善の余地はある。チャンピオンシップのリードを広げることができたし、クロアチアに向けて良い出走順を獲得できた。次につなげたい」

オイット・タナク(総合8位)
●獲得総ポイント12点(土曜までの選手権ポイント1点、スーパーサンデー7点、パワーステージ4点)
「僕たちの目標は、常に最大限にプッシュすることではなく、クリーンな走りで表彰台を目指すことだったので、金曜日のリタイアは当然悔しかった。マシンも路面も多くの問題に対処しなければならなかったが、僕たちのトラブルは信頼性とは関係のないものだった。ペースは確実に他のドライバーたちに近づいている。クロアチアはモンテカルロとはまったく違うラリーになるので、どうなるか見てみよう。僕たちは調子を取り戻したい。選手権はまだ始まったばかりだけど、僕たちはいつものリズムを取り戻す必要がある」

エサペッカ・ラッピ(総合12位)
●獲得総ポイント4点(土曜までの選手権ポイント0点、スーパーサンデー1点、パワーステージ3点)
「今週末のスピードは最初から良かったし、道を開いていた昨日でさえ速かったから、僕たちはそのことを喜ぶべきだろう。チームのマシンはどれもペースの点では非常に競争力があったが、残念ながら今週末は信頼性が足りず、それが結果に反映されている。だが少なくともチームメイトは今日多くのポイントを獲得できたし、パワーステージで1-2-3を獲得できたのは素晴らしかった。チームとともに次のイベントを楽しみにしている」

グレゴワール・ミュンスター(総合15位)
●獲得総ポイント2点(土曜までの選手権ポイント0点、スーパーサンデー2点、パワーステージ0点)
「期待していたような結果ではなかったけど、スマートなアプローチで慎重に走れていたし、最終的に5位以内に入れていたかもしれないと思う。残念なことに土曜日の午前中に石にヒットしてしまい、ベストを尽くしたものの、クルマを修理することができないで終わってしまった。ちょっと悔しかったけど、少なくとも日曜にはまた復帰して、距離を走って経験を積んで、選手権のために何ポイントか獲得することができた。僕たちが望んでいた結果とはならなかったけど、いくつかポジティブなものを持ち帰ることはできたと思うし、もうすでに次のクロアチアに向けて、ターマックに戻って走るのを楽しみにしているよ」