トヨタGAZOOレーシングWRTネクストジェネレーションの勝田貴元は、昨年のサファリ・ラリー・ケニアでキャリア初となるWRC表彰台を獲得したが、今年のイベントでは同等の結果を再現することについては慎重な見方を示している。
勝田は、昨シーズン、ケニアでチームメイトのセバスチャン・オジエと優勝争いを演じて、自己最高の2位を獲得した。勝田は再びその舞台となった場所へ戻ることを楽しみにしている。
「またケニアに参戦できることはとてもうれしい。去年は、自分にとっていいラリーだったし、いい結果を残せた。再びあの結果を出せるかというと、そうは言えない。このラリーでは、いろいろなことが起こり得るからね」と彼は語った。
「昨年は少しラッキーだった。ダンパーが壊れたが、修理して走り続けることができた。今年はもっといろいろなことが起こるだろうし、とても大きな挑戦だ」
勝田は開幕からの5戦で4回のトップ6入りを果たし、現在選手権で5位につけている。彼は雨の脅威によってラリーの展開はさらに面白くなるだろうと考えている。
「すでにレッキで小雨が降っていた。1日中降るとは思わないが、小雨はときどき降るだろう。そうなると、ステージはもっと難しくなるし、セクションによってはより慎重になる必要がある。でも、あまり慎重になりすぎると、遅れてしまう」
「昨年はとてもいいラリーだった。今回も、他のすべてのラリー同様、自分たちのベストを尽くすつもりだ。でも、他のラリーより期待値が高いことは理解している。地に足をつけて集中しなければならない」