全日本ラリー選手権最終戦の新城ラリー2017が11月4〜5日に行われ、勝田範彦/石田裕一(スバルWRX STI)が優勝を飾り、2年連続の8度目となるチャンピオンに輝いた。
新城ラリーは初日、選手権リーダーの勝田と逆転タイトルを狙う新井敏弘/田中直哉(スバルWRX STI)との激しいトップ争いで幕を開けることになった。オープニングSSでベストタイムを奪ってラリーをリードすることになったのは新井。しかし、次のSS2で勝田がベストタイムを奪って首位に立つや、二人はステージごとに順位を入れ替える激しいバトルを演じることになる。
しかし、ラリー最大の難所とされてきたSS6雁峰北ステージで2位につけていた新井がパンク、首位から1分28.4秒遅れの7位まで後退してしまう。これで奴田原文雄/佐藤忠宜(三菱ランサーエボリューション)が2位へと浮上したが、勝田からは33.9秒の遅れとなっている。
最終日に残されたのは6SS/35.83km、勝田は安定したペースで首位を守りきって今季3勝目を飾るとともに、今季タイトルを獲得することになった。2位には奴田原、3位には福永 修/齊田美早子(三菱ランサーエボリューション)が続くことになった。
JN5クラスは小濱勇希/馬場雄一(シトロエンDS3 R3 MAX)、JN4クラスは山本悠太/藤田めぐみ(トヨタ86)、JN3クラスは天野智之/井上裕紀子(トヨタ・ヴィッツRS)、JN2クラスは明治慎太郎/北田 稔(トヨタ86)、JN1クラスは須藤浩志/新井正和(スズキ・スイフト)がそれぞれ勝利している。