ラリー・ドイッチュランドにおいて2017年に世界ラリー選手権に復帰以来、初めて1-2-3フィニッシュを飾ることになったトヨタGAZOOレーシングWRT。豊田章男チーム総代表は、チームの6人クルー全員が揃ってドイツの表彰台に立った光景に感動したとメッセージを発表した。
試練の戦いとなったこの週末、オイット・タナクはドイツで3連勝を飾ってドライバーズ選手権のリードを33ポイントに拡大、チームもマニュファクチャラー選手権においてライバルのヒュンダイに8ポイント差に近づいた。
また、TGRラリーチャレンジプログラムにより、今回初めてヤリスWRCでWRCに出場した勝田貴元は、最終日も安定した走りでフィニッシュ、初出場で初のトップ10入りを果たすとともに初のドライバーズポイントを獲得している。
豊田章男チーム総代表は、1-2-3のポディウムを独占したチームのクルー達を称賛するとともに、いつか勝田貴元がこのメンバーの仲間に加わって表彰台に立つ姿を見たいと語った。
「TOYOTA GAZOO Racing WRTの6人が揃ってドイツの表彰台に立ちました。最高の光景です! 本当はその真横に立って、ベトベトになりながらその光景の一部になりたかった…。でも、今日は最高の気分です!」
「そして、勝田貴元がヤリスでWRCを走りきりました。これも私が見たいと願ってきた光景でした。ただ、本当に見たい光景は、TOYOTA GAZOO Racing WRTのウェアを着た彼が表彰台に立つ姿です。でも、今日は最高の気分です!」
「私をこんな気分にさせてくれたドライバー、コドライバー達、トミ・マキネン、チームメンバー、そして一緒に喜んでいただいたファンの皆さま。本当にありがとうございました」
「オイットとマルティン、2連勝、そしてヤリスWRCのエンジンの故郷ドイツでも勝ってくれて本当にありがとう! クリスとヤリ-マティはラリー中のインタビューで『チームのために走る! 走り切ってマニュファクチャラーポイントを獲る!』と言い続けてくれていました。『誰よりも速く走りたい』という、ドライバーなら当たり前の気持ちをコントロールし、チームのために走ってくれていたこと、心から感謝しています」
「本当に良いチームです。残り4戦、このチームで、このまま走りきりましょう! そして、もっと“最高の光景”をファンの皆さまに見てもらえるように引き続き頑張りましょう! ファンの皆さまも、応援よろしくお願いいたします」